マジコンは、ROM(有料で販売されているゲームをファイルに吸い出したもの)を使えるようにする違法ツールである。また、そのROMもインターネットで簡単に入手でき、著作権等で問題となっている。そのマジコンの普及率は小学6年生で90%であるという記事を最近読んだ。一昔前であればアングラツールであったものが世の中に当たり前のように浸透している。これは、情報社会の現代ならではの現象であると思われる。昔は紙でしか情報がなく、このようなツールの情報はラジオライフやゲームラボのような怪しい雑誌を読みあさるマニアぐらいしか知らないものであった。ところが、最近はネットで検索をかければすぐに入手方法から、使い方、ROMの入手方法までが大量に引っかかってくる。ここまで開けっぴろげになると使う側も緊張感が無く、法律で違法化されているにも関わらず、親が子供に買い与えて使わせているのである。私の子供時代のゲームと言えば、お小遣いを貯金したり、アルバイトをしてやっと買えるものであった。そうして手に入れたゲームであるから、買った当日は嬉しくてしょうがなかった。とことん元をとるために遊んだ。そういう時代を過ごしているので、大人になってまとまったお金を持つ今、ゲームを入手してもあの時程の喜びを味わえない。適当に流して、最後までやらないのだ。子供たちの目を見ても、昔の子供たちの方が絶対に楽しそうで、順番待ちも真剣さが違っていた。時期的に、私と同世代が現代のゲームクリエイターとして世の中にでてきている。ゲームに対する思い入れも全く違うと思う。マジコンで価値の下がったゲームしかしていない子供たちがクリエイターになったとき、どのようなゲームをつくるのだろうか?